こんにちは、事務局です。
先日、大井コーチの恩師「宍戸光範先生」に会いに行ってきました。
現在70代になった宍戸先生は、以前と変わらずお元気そうでした☺
今も物理の先生として頑張っていらっしゃるそうで、いくつかの学年や厚労省の依頼により特別支援学校へも指導に行かれているそうです。
宍戸先生との出会いは、大井コーチが中学3年生の時。
この日テニスの試合に出場していた大井コーチは、0‐6で完敗してしまいました。
が、その試合を見ていた宍戸先生(当時東海大学付属浦安高等学校テニス部顧問)から声をかけて頂いたそうです。
「高校はどこに行くんだ。」と尋ねられ、「まだわかりません。」と答えた大井コーチ。
スカウトされて、名詞を下さったそうです。
一旦宍戸先生とは別れるもまた会って、再度「高校はどこに行くんだ。」と言われ、「まだわかりません。」と答えた大井コーチに宍戸先生から一言。
「お前は、うち(東海大浦安)にくるんだろうが!」と念を押されたそうです(笑)
実は、大井コーチは小学生からテニスを始めたものの中学生時代まで一度も試合に勝ったことがなく、スカウトされるなんて夢にも思っていなかったようで、また、宍戸先生の名詞に東海大学と書いていたので大学へのスカウトと思い、この方は”自分を高校生だと勘違いしている”と思っていたそうで、特に気にしていなかったようなのです。
試合後家族にその話をして宍戸先生に再度確認し、東海大浦安に入るために猛勉強をしたとのこと。
その甲斐あって、東海大浦安に無事合格!
それから、大井コーチがテニス選手として飛躍していきました。
東海大浦安テニス部に入って間もなく、今まで一度も試合に勝てなかった大井コーチがいきなり千葉県でベスト4に!
それ以降も戦績を上げ、これまで全日本ジュニア選手権・インターハイ・インカレ・千葉県国体などに出場し、千葉県選手権2年連続優勝・JOP(JTA)ランキング50位などを獲得。
現在はテニス選手から指導者(コーチ)になり、今日までテニスの仕事をさせて頂いている大井コーチ。
あの時宍戸先生が声をかけてくれなかったら、今の大井コーチはないと思います。
再会した時、宍戸先生に聞いてみました。
「試合に負けた自分に何故声をかけてくれたんですか?」
その質問に、「磨けばもっといいものをもっている。」と感じたそうです。
大井コーチは自身でもおっしゃっていますが、自分はテニスの素質があったわけではなく、コツコツと地道に練習を繰り返すタイプ。
地道な練習を繰り返しミスを減らす努力をしてきたからこそ勝てるようになったし、そんな自分を見出してくれた宍戸先生には本当に感謝しかない!
宍戸先生との出会いは、大井コーチにとってかけがえのないもの。
これからもずっと大切にしていきたいと思います☺