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テニスのデュースとは?ノーアドバンテージ方式との違いを解説

テニスのデュースとはノーアドバンテージ方式との違い 基礎知識
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テニスの試合中に、デュースという言葉を聞いたことはありませんか?
デュースはテニスの試合進行において重要な要素であり、勝敗に大きな影響を与えることがあります。

この記事では、デュースの基本ルールや、ノーアドバンテージ方式とセミアドバンテージ方式との違いを解説します。

この記事を読むことで、テニスのデュースに関する不安や疑問を解消し、試合中の状況をより正確に理解することができます。
また、ノーアドバンテージ方式とセミアドバンテージ方式の違いを把握し、自分のプレースタイルに最適な方式を選ぶ際の知識も得られます

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デュースの基本ルール

デュースの基本ルール

テニスのデュース(Deuce)は、ポイントが同点になったときの状態を指します。
ここでは、デュースについて詳しく解説します。

テニスにおいてゲームのポイントは、0(ラブ)・15(フィフティーン)・30(サーティー)・40(フォーティー)と数えます。
1ポイント目を獲得すると15、2ポイント目を獲得すると30というようにカウントアップしていき、先に4ポイントを取った方がゲームを獲得することができますが、双方のプレーヤーが3ポイント(40-40)で並んだ場合は「デュース」となり、先に2ポイント連取した方がゲームを獲得となります。

デュースになった場合、次のポイントを先に取った選手に「アドバンテージ(AD)」が与えられ、
アドバンテージの選手は次のポイントも取ればゲームを勝ち取れます。
但し、アドバンテージの選手が失点した場合は、デュースに戻ります

つまり、デュースの状態では、次の2つのパターンでゲームが決まります

●アドバンテージの選手が、2ポイント連続で取る。
●アドバンテージの選手が失点し、デュースに戻った後に、どちらかの選手が2ポイント連続で取る。

 

デュースはテニスの試合でよく見られる状態であり、ゲームを獲得するためにプレーヤーがポイントを奪い合って競うルールです。
デュースからゲームを獲得するためには選手はアドバンテージを持ち、その後にポイントを獲得する必要があります。
そのため、デュースになった場合は、より集中してラリーを戦うことが大切です。

 

タイブレーク時のデュースについて

タイブレーク時のデュースについて

タイブレーク(Tiebreak)は通常のゲームとは異なる得点方式で、セット内のゲームが6-6の同点の場合に使用されます。
以下に、タイブレーク時のデュースの扱いとタイブレークの勝敗条件を具体的に説明します。

タイブレークでのデュースの扱い

テニスゲームでのデュース(40-40)はタイブレーク中には適用されず、通常とは異なる特別な得点法が適用されます。

タイブレークでは通常のカウント(15、30、40)は使用されず、ポイントは1、2、3…とカウントされて1ポイントごとに得点が進行し、7ポイントまでとなります。
そのために、タイブレークでは6-6となった場合がデュースとなります。

タイブレークの勝敗条件

タイブレークの勝敗条件は、2ポイント以上差をつけて7ポイント獲得した選手が勝者となります。

タイブレークで6-6(デュース)となった場合はゲームが続行され、再び2ポイント差がつくまで続けられます(8-6、9-7などとなれば、そのセットの勝者となる。)

 

【タイブレークの進行例】

➀A選手対B選手でタイブレークになった場合、最初のサーバー選手(A)は、1ポイント目のサーブを行います。
②2ポイント目は相手選手(B)がサーバーとなり、3ポイント目も相手選手(B)がサーバーとなります。
⓷4ポイント目はA選手がサーバーとなり、5ポイント目までA選手がサーバーとなります。

このように、タイブレークでは奇数ポイントの後にサーバーが交代し進行していき、このサイクルはタイブレークが終了するまで(勝敗が決まるまで)続きます

 

タイブレークでのポイントのカウントは、15、30、40ではなく、1、2、3…とカウントされて7ポイントまでとなります。
そのためにタイブレークでは6-6がデュースとなり、2ポイント以上差をつけてポイントを獲得すればそのセットの勝者となります。

 

ノーアドバンテージ方式との違い

ノーアドバンテージ方式との違い

デュースには、3パターン(アドバンテージ・ノーアドバンテージ・セミアドバンテージ)あります。
ここでは、ノーアドバンテージ方式(ノーアド No-Advantage )とはどのように違うのかを説明します。

ノーアドバンテージ方式とは

テニスのノーアドバンテージ方式は、ゲームのスコアが40-40に達したとき、次のポイントでゲームの勝者を決定するルールです。

通常のテニスルールでは40-40になった場合デュースと呼ばれ、先に2ポイント連続で得点したプレーヤーがゲームを獲得しますが、ノーアドバンテージ方式ではデュース(40-40)になった場合、先に1ポイントを取ればそのゲームを獲得します。

ノーアドバンテージ方式の試合例

サーバーの選手とリターナーの選手が対戦しています。

➀試合が進行し、デュース(40-40)が発生しました。
②次のポイントをサーバーの選手が取って、このゲームを獲得しました。

ノーアドバンテージ方式のメリット

●試合時間の短縮
●選手と観客の負担の軽減
●試合の迅速な進行

ノーアドバンテージ方式のデメリット

●ゲーム結果が運に左右される可能性
●デュースの戦略が楽しめないこと

 

ノーアドバンテージ方式は、試合の時間を短縮するために採用されることがあります。
通常のルールではデュースが続くことで試合が長引くことがありますが、ノーアドバンテージ方式ではデュースになった場合次のポイントでゲームが決着するために、試合が迅速に終了して選手や観客の負担が軽減されます。

この方式は、ジュニア大会や草トーナメントなどでよく見られ、プロテニスでも一部の大会で使用されています。

 

ノーアドバンテージ方式は試合の進行を迅速にするメリットがありますが、ゲームの結果が運に左右される可能性もあります。

 

セミアドバンテージ方式とは

セミアドバンテージ方式とは

セミアドバンテージ方式はノーアドバンテージ方式と似ていますが、少し違いがあります。
ここでは、セミアドバンテージ(セミアド Semi-Advantage)とはどんな方式なのか説明します。

通常のテニスルールでは40-40になった場合デュースと呼ばれ、先に2ポイント連続で得点したプレーヤーがゲームを獲得しますが、セミアドバンテージ方式では、1回目のデュースで勝負がつかずに両者がそれぞれポイント取って再びデュース(40-40)になった場合は、2ポイント連取ではなく、先に1ポイントを取った選手がこのゲームを獲得します。

ノーアドバンテージ方式との違い

ノーアドバンテージ方式との違いは、デュースになった場合、アドバンテージが「ある」か、「ない」かの違いになります。

ノーアドバンテージ方式は、デュース(40-40)になった場合はアドバンテージはなく、先に1ポイントを取ればゲームを獲得。

セミアドバンテージ方式は、デュースになった場合に1回目のみアドバンテージ(AD)があり、2回目のデュース(40-40)ではアドバンテージはなく、ノーアドバンテージ方式と同じように先に1ポイントを取った選手がゲームを獲得となります。

 

セミアドバンテージ方式の試合例

サーバーの選手とリターナーの選手が対戦しています。

➀試合が進行し、デュース(40-40)が発生しました。
②デュースの状態で、サーバーの選手が1ポイントを取り、アドバンテージ(AD)を獲得します。
⓷次のポイントをリターナーの選手が取ったために、サーバーの選手のアドバンテージが消え、再びデュース(40-40)に戻りました。
④次のポイントをサーバーの選手が取って、このゲームを獲得しました。

 

 

セミアドバンテージ方式は、通常のデュースルールとは異なります。
ノーアドバンテージ方式との違いは、1回目のデュースでアドバンテージが「ある」のがセミアドバンテージ方式、アドバンテージが「ない」のがノーアドバンテージ方式となります。
セミアドバンテージ方式はノーアドバンテージ方式と同じように、一部の大会や非公式な試合で採用され、試合時間を節約し、試合の進行を加速させるために使用されることがあります。

 

まとめ

テニスにおけるデュースのルールについて解説しました。

デュースはゲーム中に同点になる状態(40-40)を指し、2ポイント連続で取ればゲームを獲得できます。
デュースにはパターンがあり、通常のルール以外にノーアドバンテージ方式とセミアドバンテージ方式があります。

これらの方式は一部の大会やジュニア大会・草トーナメントなどの試合で採用されることがあり、通常のデュースルールが続くことで試合が長引くことを回避できるために選手の負担が軽減されるメリットもありますが、ゲームの結果が運に左右される可能性もあるために、選手は自身のプレースタイルや試合状況に応じて最適な方式を選択し、戦術を展開することが大切です。
それぞれの特徴を把握し、正しい知識と適切な戦術を駆使して、テニスの試合で成功を収めましょう!

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