テニスのドライブとスピンは、どちらも重要な打ち方です。
しかし、両者の違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、テニスのドライブとスピンの違いをメリット・デメリットからわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、テニスのドライブとスピンの違いを理解し、自分のレベルや目的に合わせて、使い分けることができるようになるでしょう!
ドライブとスピンの違いとは?
ドライブとスピンの違いについて説明します。
ドライブ
ボールに回転を与えずに打つ打ち方です。
ラケット面をボールに垂直に当てることで、ボールにほとんど回転がかかりません。
そのため、ボールの軌道は一直線に飛びますが、完全に回転がかかっていないわけではないため、上手い選手などはベースライン付近でボールが落ち深い球になります。
スピン
ボールに回転をかけて打つ打ち方です。
ラケット面をボールに斜めに当て、下から上に振ることで、かなりボールに回転がかかります。
回転の方向によって、ボールの軌道や落ち方が変化します。
ドライブはボールにほとんど回転をかけず直線的な飛び方をするのに対し、スピンはボールに回転を加えて複雑な軌道や落下角を制御する打ち方で、回転量が主な違いです。
ドライブとスピンのメリット・デメリット
ここでは、ドライブとスピンのメリットとデメリットについて説明します。
ドライブのメリット
ボールが飛ぶ距離が長い
ドライブは、ボールに回転を与えずに打つため、ボールが重く威力があるために飛距離が伸びます。
そのため、コートの奥を狙ったり、相手を深くに押し込んだりするのに効果的です。
コントロールしやすい
ドライブはボールを線で捉えるため、ボールをコントロールしやすいです。
そのため、相手の苦手な場所に狙い打ちすることができます。
ドライブのデメリット
制御の難しさ
ドライブは速いボールを相手に送りますが、そのために制御が難しいことがあり、ボールが早くなる分、相手からの返球も早くなるためにコートカバーが難しくなります。
回転量が少ないので、相手のコートに落ちにくい
ドライブは、ボールに回転量が少ないのでスピンのようにはコートに落ちにくく、そのためにアウトが増える可能性があります。
スピンのメリット
ボールが相手のコートに落ちやすい
トップスピンやサイドスピンなどの横回転がかかるボールは、コート内に落ちやすいという特徴があります。
そのため、相手コートにボールを落としやすく、攻撃を仕掛けやすくなります。
相手を打ち崩しやすい
トップスピンやサイドスピンなどの横回転がかかるボールは、バウンド後にボールの勢いが強くなるため、相手コートに落ちた際に相手を打ち崩しやすくなります。
スピンのデメリット
コントロールが難しい
スピンがかかると、ボールの軌道が変化しやすくなります。
そのため、コントロールが難しいというデメリットがあります。
ボールがネットにかかる可能性がある
トップスピンのボールはコート内に落ちやすいという特徴がありますが、回転量が多くなり、ボールがネットにかかる可能性もあります。
そのため、注意が必要です。
ドライブとスピンは、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ドライブは、ボールをコントロールしやすいのがメリットです。
一方、スピンは、ボールに回転が多くかかっているため高い軌道からでもしっかりとコートに落ちてくれます。
自分のレベルや目的に合わせて、ドライブとスピンを使い分けましょう!
まとめ
ドライブとスピンはどちらも重要な打ち方ですが、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。
ドライブは、ボールほとんど回転をかけずに打つ打ち方です。
ボールの軌道が安定しやすいため、コントロールしやすいというメリットがあります。
但し、回転量が少ないので、相手のコートに落ちずにアウトが増えやすいというデメリットもあります。
スピンは、ボールに回転をかけて打つ打ち方です。
ボールのスピードが速く、相手のコートに落ちやすいというメリットがあります。
また、相手を打ち崩しやすいというメリットもあります。
但し、コントロールが難しいというデメリットもあります。
ドライブとスピンはどちらも一長一短で、自分のレベルや目的に合わせて、使い分けることが大切です。
初心者の場合は、まずはドライブをマスターしてみましょう。
ドライブは、コントロールしやすいためにミスを少なくすることができます。
また、ドライブをマスターすることで、スピンの打ち方を覚えやすくなります。
慣れてきたらドライブとスピンを組み合わせることで、より戦術的なプレーが可能になります。